「なぜ学ぶのか?」――これは、これからZEN大学で学ぶ皆さんにとって、とても大切なテーマです。授業や仲間との対話、さまざまな体験を通して、自分の生き方や思いと向き合うヒントを見つけてみませんか?今回は、この問いを中久喜匠太郎・客員講師に投げかけてみました。
学生の学ぶヒントになり得るもので、ご自身の専門に進むきっかけとなった出来事などはありますか?
1994年4月、カート・コバーン(ニルヴァーナ)が自殺。その理由が知りたくて、生まれて初めて自分で英語の本を買いました。今なら半日で読み終わるその薄っぺらい洋書を、単語を追うことしかできなかった当時の僕は3か月かけて読破しました。「英語を通してカートのことを知れた!」この満足感はとてつもなく大きく、自然と2冊目に手が伸び、そして3冊目に…やがて僕は英語講師になっていました。
なぜ、私たちは学ぶのでしょうか?
学ぶという営みは、何かがわかるようになる過程ではなく、何かがわからなくなる過程だと思っています。だからいつまでも学び続けるのではないでしょうか。
大学時代に読んでおきたいオススメの1冊(タイトル)を教えてください。
森達也『A3』/集英社インターナショナル
中久喜匠太郎・客員講師の授業「機械翻訳実践(英語読解・作文)」はシラバスをご覧ください。
ー「機械翻訳実践(英語読解・作文)」の概要 ー
本科目では機械翻訳を英語学習のツールとして用いて、翻訳、逆翻訳などの方法を用いて英語そのものについての理解を深めさせ、今後ますます多様化していく英語世界の中で正しくかつ能動的に英語を運用する力を高める。また、その中で機械翻訳の現状、利点、限界を体験させ、機械翻訳を正しく用いる方法を実践的に修得させる。主にリーディングとライティングのスキルの向上を目指す。